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34.3. SystemTap を実行する特権

SystemTap スクリプトを実行するには、システム特権が必要ですが、一部の例では、特権のないユーザーがマシンで SystemTap インストルメンテーションを実行する必要がある場合があります。

ユーザーが root アクセスなしで SystemTap を実行できるようにするには、ユーザーを以下の両方のユーザーグループに追加します。

stapdev

このグループのメンバーは stap を使用して SystemTap スクリプトを実行したり、staprun を使用して SystemTap インストルメンテーションモジュールを実行することができます。

stap の実行では、SystemTap スクリプトがカーネルモジュールにコンパイルされ、それがカーネルに読み込まれます。これにはシステムに対する権限の昇格が必要となり、stapdev メンバーにはそれが付与されます。ただし、この権限は stapdev メンバーに有効な root アクセスも付与することになります。このため、stapdev グループのメンバーシップは、root アクセスを信頼して付与できるメンバーにのみ許可してください。

stapusr
このグループのメンバーが SystemTap インストルメンテーションモジュールの実行に使用できるのは、staprun のみです。また、これらのモジュールは、/lib/modules/kernel_version/systemtap/ ディレクトリーからのみ実行できます。このディレクトリーを所有できるのは root ユーザーのみで、書き込みが可能なのも root ユーザーのみでなければならなりません。