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第23章 perf でアプリケーションパフォーマンスの監視

perf ツールを使用して、アプリケーションのパフォーマンスを監視および分析できます。

23.1. 実行中のプロセスに perf レコードを割り当てる

実行中のプロセスに perf レコード をアタッチできます。これにより、perf record が、指定されたプロセスでパフォーマンスデータのサンプルデータと記録のみを行うように指示されます。

前提条件

  • perf のインストール で説明されているように、perf ユーザー領域ツールがインストールされている。

手順

  • 実行中のプロセスに perf レコード をアタッチします。

    $ perf record -p ID1,ID2 sleep seconds

    上記の例では、sleep コマンドを使用して、プロセス ID の ID1ID2 のプロセスのパフォーマンスデータを 数でサンプルし、記録します。perf を設定して、イベントを特定のスレッドに記録することもできます。

    $ perf record -t ID1,ID2 sleep seconds
    注記

    -t フラグを使用し、スレッド ID をログに記録する場合、perf はデフォルトで継承を無効にします。--inherit オプションを追加して継承を有効にできます。