Red Hat Training

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25.3. perf nen 出力の解釈

修飾子を指定せずに perf mem report コマンドを実行すると表示される表では、データを複数のコラムに分類します。

Overhead 列
その特定の機能で収集された全体のサンプルのパーセンテージを示します。
Samples 列
その行でアカウントを指定したサンプル数を表示します。
Local Weight の列
プロセッサーのコアサイクルでアクセスレイテンシーを表示します。
Memory Access の列
発生したメモリーアクセスのタイプを表示します。
Symbol 列
関数名またはシンボルを表示します。
Shared Object 列
サンプルの送信元である ELF イメージの名前を表示します (サンプルがカーネルからのものである場合に [kernel.kallsyms] という名前が使用されます)。
Data Symbol の列
行がターゲットとしていたメモリーの場所のアドレスを表示します。
重要

多くの場合、アクセスされるメモリーまたはスタックメモリーの動的割り当てにより、Data Symbol の列は raw アドレスを表示します。

Snoop の列
バストランザクションを表示します。
TLB アクセスの列
TLB メモリーアクセスを表示します。
Locked の列
関数がメモリーがロックされたか否かを示します。

デフォルトモードでは、関数は、オーバーヘッドの最も高いものが最初に表示される順に降順でソートされます。