Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
21.8. 別のデバイスで読み取り可能な perf.data ファイルの生成
perf
ツールを使用してパフォーマンスデータを perf.data
ファイルに記録し、異なるデバイスで分析することができます。
前提条件
-
perf のインストール で説明されているように、
perf
ユーザー領域ツールがインストールされている。 -
カーネル
debuginfo
パッケージがインストールされている。詳細は GDB を使用したアプリケーションまたはライブラリーの debuginfo パッケージの取得 を参照してください。
手順
さらに調査する予定のパフォーマンスデータを取得します。
# perf record -a --call-graph fp sleep seconds
この例では、
sleep
コマンドの使用によって指定される秒
数でシステム全体のperf.data
を生成します。また、フレームポインターの方法を使用して呼び出しグラフデータを取得します。記録されたデータのデバッグシンボルを含むアーカイブファイルを生成します。
# perf archive
検証手順
アーカイブファイルが現在のアクティブなディレクトリーで生成されたことを確認します。
# ls perf.data*
出力には、
perf.data
で始まる現在のディレクトリーのすべてのファイルが表示されます。アーカイブファイルの名前は以下のいずれかになります。perf.data.tar.gz
または
perf.data.tar.bz2