Red Hat Training
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22.2. perf レポートを使用して実行した CPU サンプルの表示
perf record
コマンドはパフォーマンスデータをサンプルし、このデータを perf.data
ファイルに保存します。このファイルは perf report
コマンドで読み取ることができます。perf record
コマンドは、どの CPU サンプルが発生したかを常に記録します。perf report
を設定して、この情報を表示することができます。
前提条件
-
perf のインストール で説明されているように、
perf
ユーザー領域ツールがインストールされている。 -
現行ディレクトリーに
perf record
でperf.data
ファイルが作成されている。perf.data
ファイルが root アクセスで作成された場合は、root アクセスでperf report
を実行する必要もあります。
手順
CPU でソートしながら、詳細な分析のために
perf.data
ファイルの内容を表示します。# perf report --sort cpu
CPU およびコマンドでソートすると、CPU 時間が費やされている場所に関する詳細情報を表示できます。
# perf report --sort cpu,comm
この例では、すべての監視 CPU からのコマンドを、オーバーヘッド使用量の降順で合計オーバーヘッドで一覧表示し、コマンドが実行された CPU を特定します。