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27.3. 特定プロセスにおけるフレームグラフの作成

flamegraphs を使用して、特定の実行中のプロセスで記録されたパフォーマンスデータを視覚化できます。

前提条件

手順

  • データを記録し、視覚化を作成します。

    # perf script flamegraph -a -F 99 -p ID1,ID2 sleep 60

    このコマンドは、sleep コマンドの使用で規定されているようにプロセス ID が ID1 および ID2 のプロセスのパフォーマンスデータを 60 秒間にわたりサンプルして記録します。次に、flamegraph.html として現在のアクティブディレクトリーに保存される視覚化を構築します。このコマンドは、デフォルトで呼び出しグラフデータをサンプルし、perf ツールと同じ引数を取ります。この例では、以下のようになります。

    -a
    システム全体でデータを記録するように調整します。
    -F
    1 秒あたりのサンプリング頻度を設定します。
    -p
    特定のプロセス ID をシュミュレートし、データをサンプリングして記録します。

検証手順

  • 分析するには、生成された視覚化を表示します。

    # xdg-open flamegraph.html

    このコマンドにより、デフォルトのブラウザーで視覚化が開きます。

    flamegraph