Red Hat Training
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3.10. TuneD プロファイルの組み込み関数
組み込み関数は、TuneD プロファイルがアクティブになると、実行時に拡張します。
これにより、以下が可能になります。
- さまざまな組み込み関数と、TuneD変数の使用
- Python でカスタム関数を作成し、プラグインの形式でTuneD に追加します。
関数を呼び出すには、以下の構文を使用します。
${f:function_name:argument_1:argument_2}
プロファイルと tuned.conf
ファイルが置かれたディレクトリーパスを展開するには、特殊な構文が必要な PROFILE_DIR
関数を使用します、
${i:PROFILE_DIR}
例3.9 変数と組み込み関数を使用した CPU コア分離
次の例では、${non_isolated_cores}
変数は 0,3-5
に展開され、cpulist_invert
組み込み関数が 0,3-5
引数で呼び出されます。
[variables] non_isolated_cores=0,3-5 [bootloader] cmdline=isolcpus=${f:cpulist_invert:${non_isolated_cores}}
cpulist_invert
関数は、CPU の一覧を反転します。6 CPU のマシンでは、反転が 1,2
になり、カーネルは isolcpus=1,2
コマンドラインオプションで起動します。
関連情報
-
tuned.conf(5)
の man ページ