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第36章 「BPF コンパイラーコレクションでシステムパフォーマンスの分析」

システム管理者として BPF コンパイラーコレクション (BCC) ライブラリーで Linux オペレーティングシステムのパフォーマンスを分析するツールを作成します。ただし、他のインターフェース経由での取得は困難な場合があります。

36.1. BCC の概要

BPF コンパイラーコレクション (BCC) は、eBPF (extended Berkeley Packet Filter) プログラムの作成を容易にするライブラリーです。この主なユーティリティーは、オーバーヘッドやセキュリティー上の問題が発生することなく、OS のパフォーマンスおよびネットワークパフォーマンスを分析するものです。

BCC により、ユーザーは eBPF の技術詳細を把握する必要がなくなり、事前に作成した eBPF プログラムを含む bcc-tools パッケージなど、多くの標準スタートポイントを利用できます。

注記

eBPF プログラムは、ディスク I/O、TCP 接続、プロセス作成などのイベントでトリガーされます。プログラムがカーネルのセーフ仮想マシンで実行するため、カーネルがクラッシュしたり、ループしたり、応答しなくなることはあまりありません。