6.3. Web コンソールでログをフィルターするためのテキスト検索オプション
テキスト検索オプション機能では、ログをフィルターリングするためのさまざまなオプションを利用できます。テキスト検索を使用してログをフィルターリングする場合は、3 つのドロップダウンメニューに定義した事前定義オプションを使用するか、自分で検索全体を入力できます。
ドロップダウンメニュー
検索のメインパラメーターを指定するのに使用できるドロップダウンメニューには、以下の 3 つがあります。
- 時間: このドロップダウンメニューには、検索のさまざまな時間範囲が事前定義されます。
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優先度: このドロップダウンメニューでは、さまざまな優先度のオプションを利用できます。
journalctl --priority
オプションに対応します。デフォルトの優先度の値は Error and above です。これは、他の優先度を指定しないと毎回設定されます。 -
識別子: このドロップダウンメニューでは、フィルターリングする ID を選択します。
journalctl --identifier
オプションに対応します。
量記号
検索を指定するのに使用できる量記号は 6 つあります。これらは、ログテーブルをフィルターリングするための Options で説明されています。
ログフィールド
特定のログフィールドを検索する場合は、フィールドとその内容を指定することができます。
ログメッセージでの自由形式のテキスト検索
ログメッセージで任意のテキスト文字列をフィルターリングできます。文字列は、正規表現の形式にすることもできます。
高度なログのフィルターリング I
2020 年 10 月 22 日深夜以降に発生した systemd によって識別されるすべてのログメッセージをフィルターします。ジャーナルフィールド JOB_TYPE は start または restart のいずれかです。
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フィールドを検索するには、
identifier:systemd since:2020-10-22 JOB_TYPE=start,restart
と入力します。 結果を確認します。
高度なログフィルターリング II
最後の前に起動で cockpit.servicesystemd ユニットから送信されたすべてのログメッセージ、およびメッセージのボディーに error または fail が含まれるログメッセージをすべてフィルターします。
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検索フィールドに
service:cockpit boot:-1 error|fail
と入力します。 結果を確認します。