4.4. Web コンソールと Grafana を使用して複数のシステムのパフォーマンスを監視する

Grafana を使用すると、一度に複数のシステムからデータを収集し、収集した PCP メトリックのグラフィカル表現を確認できます。Web コンソールインターフェイスで、複数のシステムのパフォーマンスメトリックの監視およびエクスポートを設定できます。

この手順では、RHEL 8 Web コンソールインターフェイスから PCP を使用してパフォーマンスメトリックのエクスポートを有効にする方法を示します。

前提条件

  • Web コンソールがインストールされており、アクセス可能である。詳細は、Web コンソールのインストール を参照してください。
  • cockpit-pcp パッケージをインストールします。

    1. Web コンソールインターフェイスから:

      1. Web コンソールに管理者権限でログインする。詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。
      2. 概要 ページで、詳細と履歴を表示 をクリックします。
      3. cockpit-pcp のインストール ボタンをクリックします。
      4. ソフトウェアのインストール ダイアログウィンドウで、インストール をクリックします。
      5. ログアウトしてから再度ログインして、メトリクスの履歴を表示します。
    2. コマンドラインインターフェイスからパッケージをインストールするには、次を使用します。

      # yum install cockpit-pcp
  • PCP サービスを有効にします。

    # systemctl enable --now pmlogger.service pmproxy.service
  • Grafana ダッシュボードをセットアップします。詳細は、grafana-server の設定 を参照してください。
  • redis パッケージをインストールします。

    # dnf install redis

    または、手順の後半で Web コンソールインターフェイスからパッケージをインストールすることもできます。

手順

  1. 使用状況 テーブルの 概要 ページで、詳細と履歴を表示 をクリックします。
  2. Metrics settings ボタンをクリックします。
  3. Export to network スライダーをアクティブな位置に移動します。

    cockpit export to network slider

    redis サービスがインストールされていない場合は、インストールするように求められます。

  4. pmproxy サービスを開くには、ドロップダウンリストからゾーンを選択し、Add pmproxy ボタンをクリックします。
  5. Save をクリックします。

検証

  1. ネットワーキング をクリックします。
  2. Firewall テーブルで、n active zones または Edit rules and zones ボタンをクリックします。
  3. 選択したゾーンで pmproxy を検索します。
重要

監視するすべてのシステムでこの手順を繰り返します。