17.2. Web コンソールでパーティションの作成
新しいパーティションを作成するには、以下を行います。
- 既存のパーティションテーブルを使用する
- パーティションを作成する
前提条件
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cockpit-storaged
パッケージがシステムにインストールされている。 - Web コンソールがインストールされており、アクセス可能である。詳細は、Web コンソールのインストール を参照してください。
- 未フォーマットのボリュームが、ストレージ タブの その他のデバイス テーブルに表示されるシステムに接続されている。
手順
- RHEL Web コンソールにログインします。詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。
- ストレージ タブをクリックします。
- 他のデバイス テーブルで、パーティションを作成するボリュームをクリックします。
- Content セクションで、Create Partition ボタンをクリックします。
- パーティションの作成 ダイアログボックスで、新しいパーティションのサイズを選択します。
削除 ドロップダウンメニューから、以下を選択します。
- 既存のデータを上書きしない - RHEL Web コンソールは、ディスクヘッダーのみを書き換えます。このオプションの利点は、フォーマットの速度です。
- 既存のデータをゼロで上書きする - RHEL Web コンソールは、ディスク全体をゼロで書き直します。このプログラムはディスク全体を調べるため、このオプションを使用すると遅くなりますが、安全性は高まります。ディスクにデータが含まれていて、上書きする必要がある場合は、このオプションを使用します。
Type ドロップダウンメニューで、ファイルシステムを選択します。
- XFS ファイルシステムは大規模な論理ボリュームをサポートし、オンラインの物理ドライブを停止せずに、既存のファイルシステムの拡大および縮小を行うことができます。別のストレージの使用を希望しない場合は、このファイルシステムを選択したままにしてください。
ext4 ファイルシステムは以下に対応します。
- 論理ボリューム
- オンラインの物理ドライブを停止せずに切り替え
- ファイルシステムの拡張
- ファイルシステムの縮小
追加オプションは、LUKS (Linux Unified Key Setup) によって行われるパーティションの暗号化を有効にすることです。これにより、パスフレーズでボリュームを暗号化できます。
- 名前 フィールドに、論理ボリューム名を入力します。
マウント ドロップダウンメニューで、カスタム を選択します。
デフォルト オプションでは、システムを次回起動したときにファイルシステムがマウントされているとは限りません。
- マウントポイント フィールドに、マウントパスを追加します。
- 起動時にマウント を選択します。
Create partition ボタンをクリックします。
ボリュームのサイズや、選択するオプションによって、フォーマットに数分かかることがあります。
フォーマットが完了したら、ファイルシステム タブで、フォーマットした論理ボリュームの詳細を表示できます。
検証手順
- パーティションが正常に追加されたことを確認するには、ストレージ タブに切り替えて、ファイルシステム テーブルを確認します。