第28章 Web コンソールで kdump の設定
RHEL 8 Web コンソールで kdump
設定を指定してテストします。
Web コンソールは、RHEL 8 のデフォルトインストールの一部で、システムの起動時に kdump
を有効または無効にします。さらには、kdump
に予約メモリーを設定したり、非圧縮または圧縮の形式で vmcore の保存場所を選択したりすることもできます。
28.1. Web コンソールで kdump メモリーの使用量およびターゲットの場所を設定
以下の手順では、RHEL Web コンソールインターフェイスの Kernel Dump
タブを使用して、kdump
カーネルに予約されているメモリー容量を設定する方法を示しています。この手順では、vmcore
ダンプファイルのターゲットの場所を指定する方法と、設定をテストする方法を説明します。
手順
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Kernel Dump
タブを開き、kdump
サービスを開始します。 -
コマンドラインで
kdump
のメモリー使用量を設定します。 クラッシュダンプの場所
オプションの横にあるリンクをクリックします。ドロップダウンメニューから
ローカルファイルシステム
を選択し、ダンプを保存するディレクトリーを指定します。または、ドロップダウンから
SSH 経由のリモート
オプションを選択し、SSH プロトコルを使用して、vmcore をリモートマシンに送信します。Server
、ssh key
、Directory
の各フィールドに、リモートマシンのアドレス、ssh キーの場所、およびターゲットディレクトリーを入力します。または、ドロップダウンから
NFS 経由のリモート
オプションを選択し、マウント
フィールドに入力して、NFS プロトコルを使用して vmcore をリモートマシンに送信することもできます。注記圧縮
チェックボックスにチェックマークを入れ、vmcore ファイルのサイズを小さくします。
カーネルをクラッシュして、設定をテストします。
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Test configuration
をクリックします。 Test kdump settings フィールドで、
Crash system
をクリックします。警告この手順では、カーネルの実行を中断し、システムクラッシュやデータの損失が発生します。
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