1.13. ログインページへのバナーの追加
企業および代理店は、コンピューターは正当な目的で使用すること、またユーザーは監視下にあり、不正アクセスは告訴の対象となるという警告を表示する必要がある場合があります。ログイン前に警告を表示する必要があります。SSH と同様に、Web コンソールのログイン画面にバナーファイルのコンテンツを表示することも可能です (オプション)。Web コンソールセッションでバナーを有効にするには、/etc/cockpit/cockpit.conf
ファイルを変更する必要があります。このファイルは必須ではないため、手動で作成する必要がある場合があります。
前提条件
- RHEL 8 Web コンソールをインストールし、アクセスできる。詳細は、Web コンソールのインストール を参照してください。
- sudo 権限があること。
手順
任意のテキストエディターで、
/etc/issue.cockpit
ファイルがまだ作成されていない場合には、作成します。バナーとして表示するコンテンツをファイルに追加します。ファイルのコンテンツと表示コンテンツの間で再フォーマットが行われないので、ファイルにマクロは追加しないでください。必要に応じて改行を使用します。ASCII アートを使用できます。
- ファイルを保存します。
任意のテキストエディターで、
/etc/cockpit/
ディレクトリーのcockpit.conf
ファイルを開くか、作成します。$ sudo vi cockpit.conf
以下のテキストをファイルに追加します。
[Session] Banner=/etc/issue.cockpit
- ファイルを保存します。
Web コンソールを再起動して、変更を有効にします。
# systemctl try-restart cockpit
検証手順
- Web コンソールのログイン画面を再度開き、バナーが表示されていることを確認します。
例1.1 ログインページへのバナー例の追加
テキストエディターを使用して、任意のテキストを含めて
/etc/issue.cockpit
ファイルを作成します。This is an example banner for the RHEL web console login page.
/etc/cockpit/cockpit.conf
ファイルを開くか、作成して、以下のテキストを追加します。[Session] Banner=/etc/issue.cockpit
- Web コンソールを再起動します。
Web コンソールのログイン画面を再度開きます。