第6章 ファイバーチャネルデバイスの使用

Red Hat Enterprise Linux 8 には、以下のネイティブファイバーチャネルドライバーが同梱されます。

  • lpfc
  • qla2xxx
  • zfcp

6.1. ファイバーチャネル API

ユーザー空間 API の提供に使用されるファイルが含まれる /sys/class/ ディレクトリーのリストは次のとおりです。各項目では、ホスト番号が H、バス番号が B で指定され、ターゲットは T、論理ユニット番号 (LUN) は Lで、リモートのポート番号は R になります。

重要

マルチパスソフトウェアを使用している場合は、このセクションに記載される値のいずれかを変更する前に、ハードウェアベンダーにお問い合わせになることが推奨されます。

  • トランスポート - /sys/class/fc_transport/targetH:B:T/

    • port_id - 24ビットポート ID/アドレス
    • node_name - 64ビットノード名
    • port_name - 64ビットポート名
  • リモートポート - /sys/class/fc_remote_ports/rport-H:B-R/

    • port_id
    • node_name
    • port_name
    • dev_loss_tmo - scsi デバイスがシステムから削除されるタイミングを制御します。dev_loss_tmo がトリガーされると、scsi デバイスが削除されます。multipath.conf ファイルでは、dev_loss_tmoinfinity に設定できます。

      Red Hat Enterprise Linux 8 では、fast_io_fail_tmo オプションを設定しないと、dev_loss_tmo600 秒に制限されます。デフォルトでは、multipathd サービスが実行している場合は、Red Hat Enterprise Linux 8 で fast_io_fail_tmo5 秒に設定されています。それ以外の場合は off に設定されます。

    • fast_io_fail_tmo - リンクに「bad」のマークを付けるまでの待機秒数を指定します。リンクに「bad」のマークが付けられると、対応するパス上の既存の実行中の I/O または新しい I/O が失敗します。

      I/O がブロックされたキューに存在する場合は、dev_loss_tmo の期限が切れ、キューのブロックが解除されるまでエラーを起こしません。

      fast_io_fail_tmo を off 以外の値に設定すると、dev_loss_tmo は取得されません。fast_io_fail_tmo を off に設定すると、システムからデバイスが削除されるまで I/O は失敗します。fast_io_fail_tmo に数値を設定すると、fast_io_fail_tmo タイムアウトが発生するとすぐに I/O が失敗します。

  • ホスト - /sys/class/fc_host/hostH/

    • port_id
    • node_name
    • port_name
    • issue_lip - リモートポートを再検出するようにドライバーに指示します。