11.2. Boom で別のバージョンへのアップグレード

Boom に加え、以下の Red Hat Enterprise Linux コンポーネントが、このアップグレードプロセスで使用されます。

  • LVM
  • GRUB 2 ブートローダー
  • Leapp アップグレードツール

この手順では、boom パッケージを使用して、Red Hat Enterprise Linux 7 から Red Hat Enterprise Linux 8 にアップグレードする方法を説明します。

前提条件

  • boom パッケージをインストールします。

    # yum install lvm2-python-boom
  • スナップショットに十分な容量が割り当てられています。次のコマンドを使用して、ボリュームグループおよび論理ボリューム上の空き領域を検索します。

    # vgs
    VG  #PV  #LV  #SN  Attr  VSize    VFree
    rhel 4 2 0 wz--n- 103.89g 29.99g
    
    # lvs
    LV     VG    Attr     LSize  Pool Origin Data% Meta% Move Log Cpy%Sync Convert
    root rhel -wi-ao--- 68.88g
    swap rhel -wi-ao--- 5.98g

手順

  1. root 論理ボリュームのスナップショットを作成します。

    • root ファイルシステムがシンプロビジョニングを使用する場合は、シンスナップショットを作成します。

      シンスナップショットを作成している間は、スナップショットのサイズを定義することができません。スナップショットは、シンプールからも割り当てられます。

      # lvcreate -s -k n rhel/root -n root_snapshot_before_changes

      ここでは、以下のようになります。

      • -s は、スナップショットの作成に使用します。
      • RHEL/root は、論理ボリュームにコピーされるファイルシステムです。
      • -n root_snapshot_before_changes は、スナップショットの名前になります。
      • -k n は、シンスナップショットはデフォルトではアクティブにならないため、アクティブ化はスキップされません。
    • root ファイルシステムがシックプロビジョニングを使用する場合は、シックスナップショットを作成します。

      シックスナップショットを作成する際は、アップグレード中にすべての変更を保持できるスナップショットサイズを定義します。

      # lvcreate -s  rhel/root -n root_snapshot_before_changes -L 25g

      ここでは、以下のようになります。

      • -s は、スナップショットの作成に使用します。
      • RHEL/root は、コピーされるファイルシステムです。
      • -n root_snapshot_before_changes は、スナップショットの名前になります。
      • -L 25g は、アップグレード中にすべての変更を保持できるスナップショットサイズです。

        重要

        スナップショットを作成した後には、追加のシステム変更は含まれていません。

  2. プロファイルを作成します。

    # boom profile create --from-host --uname-pattern el8
  3. 新たなブートエントリーを作成します。

    # boom create --title "Root LV snapshot before changes" --rootlv rhel/root_snapshot_before_changes

    ここでは、以下のようになります。

    • --title Root LV snapshot before changes は、ブートエントリーの名前で、システムの起動時に一覧に表示されます。
    • --rootlv は、新しいブートエントリーに対応する root 論理ボリュームです。

      初めて boom create コマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。

      WARNING - Boom configuration not found in grub.cfg
      
      WARNING - Run 'grub2-mkconfig > /boot/grub2/grub.cfg' to enable

      GRUB 2 で Boom を有効にするには、次のコマンドを実行します。

      # grub2-mkconfig > /boot/grub2/grub.cfg
  4. Leapp を使用してアップグレードします。

    # leapp upgrade --reboot
    注記

    この reboot 引数は、アップグレードプロセス後に自動システムの再起動を開始します。

    再起動時に GRUB 2 画面が表示されます。

    GRUB2 display
  5. RHEL Upgrade initramfs エントリーを選択して、ENTER を押します。アップグレードが続行し、新しい Red Hat Enterprise Linux 8 RPM パッケージがインストールされます。アップグレードが完了すると、システムが自動的に再起動し、アップグレードして利用可能なシステムと古いバージョンで利用可能なシステムが GRUB 2 画面に表示されます。アップグレードされたシステムバージョンがデフォルトの選択です。

    新しいバージョンと古いバージョン間の切り替え

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