第14章 RAID の管理

この章では、RAID (Redundant Array of Independent Disks) を説明します。ユーザーが RAID を使用して、複数のドライブにデータを保存できます。また、ドライブに障害が発生した場合にデータ損失を回避するのに役立ちます。

14.1. RAID (Redundant array of independent disks)

RAID の背後にある基本的な概念は、HDDSSDNVMe などの複数のデバイスをアレイに組み合わせて、1 つの大型で高価なドライブでは達成できないパフォーマンスまたは冗長性の目標を達成することです。このデバイスのアレイは、1 つの論理ストレージユニットまたはドライブとしてコンピューターに表示されます。

RAID により、情報を複数のデバイスに分散させることができます。RAID は、ディスクストライピング (RAID レベル 0)、ディスクミラーリング (RAID レベル 1)、および パリティーによるディスクストライピング (RAID レベル 4、5、および 6) などの技術を使用して冗長性を実現し、待ち時間を短縮し、帯域幅を最大化し、ハードディスクのクラッシュからの復旧能力を最大化します。

RAID は、データを一貫して使用するチャンク (通常は 256K または 512k、他の値は受け入れ可能) に分割することで、アレイ内の各デバイスにデータを分散します。各チャンクは、使用している RAID レベルに応じて、RAID アレイのハードドライブに書き込まれます。データが読み込まれると、プロセスは逆に終了し、アレイ内の複数のデバイスが実際には 1 つの大きなドライブであることを確認できます。

システム管理者や大容量のデータを管理しているユーザーは、RAID 技術を使用することでメリットが得られます。RAID をデプロイする主な理由を以下に示します。

  • 速度を高める
  • 1 台の仮想ディスクを使用してストレージ容量を増加する
  • ディスク障害によるデータ損失を最小限に抑える
  • RAID レイアウトおよびレベルオンライン変換