Red Hat Training

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11.3. ファイバーチャネル設定ファイル

以下は、ユーザー空間の API をファイバーチャネルに提供する /sys/class/ ディレクトリーの設定ファイルのリストです。

項目は以下の変数を使用します。

H
ホスト番号
B
バス番号
T
ターゲット
L
論理ユニット (LUN)
-R
リモートポート番号
重要

システムでマルチパスソフトウェアを使用している場合は、本セクションで説明されている値を変更する前にハードウェアベンダーにお問い合わせください。

/sys/class/fc_transport/targetH:B:T/ のトランスポート設定

port_id
24 ビットのポート ID/アドレス
node_name
64 ビットのノード名
port_name
64 ビットのポート名

/sys/class/fc_remote_ports/rport-H:B-R/ のリモートポート設定

  • port_id
  • node_name
  • port_name
  • dev_loss_tmo

    scsi デバイスがシステムから削除されるタイミングを制御します。dev_loss_tmo がトリガーされると、scsi デバイスが削除されます。multipath.conf ファイルでは、dev_loss_tmoinfinity に設定できます。

    Red Hat Enterprise Linux 8 では、fast_io_fail_tmo オプションを設定しないと、dev_loss_tmo の上限が 600 秒になります。デフォルトでは、multipathd サービスが実行している場合は、Red Hat Enterprise Linux 8 の fast_io_fail_tmo5 秒に設定されています。それ以外の場合は off に設定されています。

  • fast_io_fail_tmo

    リンクに bad のマークが付くまでの待機秒数を指定します。リンクに bad のマークが付けられると、対応するパス上の既存の実行中の I/O または新しい I/O が失敗します。

    I/O がブロックされたキューに存在する場合は、dev_loss_tmo の期限が切れ、キューのブロックが解除されるまでエラーを起こしません。

    fast_io_fail_tmo を off 以外の値に設定すると、dev_loss_tmo は取得されません。fast_io_fail_tmo を off に設定すると、システムからデバイスが削除されるまで I/O は失敗します。fast_io_fail_tmo に数値を設定すると、fast_io_fail_tmo タイムアウトが発生するとすぐに I/O が失敗します。

/sys/class/fc_host/hostH/ のホスト設定

  • port_id
  • node_name
  • port_name
  • issue_lip

    リモートポートを再検出するようにドライバーに指示します。