2.4. DM Multipath を使用した World Wide Identifier

このセクションでは、Device Mapper Multipath 構成における World Wide Identifier (WWID) と非永続的なデバイス名のマッピングを説明します。

システムからデバイスへのパスが複数ある場合、DM Multipath はこれを検出するために WWID を使用します。その後、DM Multipath は /dev/mapper/wwid ディレクトリー (例: /dev/mapper/3600508b400105df70000e00000ac0000) に単一の「疑似デバイス」を表示します。

コマンド multipath -l は、非永続的な識別子へのマッピングを示します。

  • Host:Channel:Target:LUN
  • /dev/sd
  • major:minor 数値

例2.3 マルチパス構成での WWID マッピング

multipath -l コマンドの出力例

3600508b400105df70000e00000ac0000 dm-2 vendor,product
[size=20G][features=1 queue_if_no_path][hwhandler=0][rw]
\_ round-robin 0 [prio=0][active]
 \_ 5:0:1:1 sdc 8:32  [active][undef]
 \_ 6:0:1:1 sdg 8:96  [active][undef]
\_ round-robin 0 [prio=0][enabled]
 \_ 5:0:0:1 sdb 8:16  [active][undef]
 \_ 6:0:0:1 sdf 8:80  [active][undef]

DM Multipath は、各 WWID ベースのデバイス名から、システムで対応する /dev/sd 名への適切なマッピングを自動的に維持します。これらの名前は、パスが変更しても持続し、他のシステムからデバイスにアクセスする際に一貫性を保持します。

DM Multipath の user_friendly_names 機能を使用すると、WWID は /dev/mapper/mpathN 形式の名前にマップされます。デフォルトでは、このマッピングは /etc/multipath/bindings ファイルに保持されています。これらの mpathN 名は、そのファイルが維持されている限り永続的です。

重要

user_friendly_names を使用する場合は、クラスター内で一貫した名前を取得するために追加の手順が必要です。