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13.2. ログレベルおよびカーネルロギングにおける printk のロール

カーネルが報告する各メッセージには、メッセージの重要性を定義するログレベルが関連付けられています。カーネルリングバッファーは、カーネルリングバッファーとは で説明されているように、すべてのログレベルのカーネルメッセージを収集します。バッファーからコンソールに出力されるメッセージを定義するのは kernel.printk パラメーターです。

ログレベルの値は、以下の順序で分類されます。

  • 0 - カーネルの緊急事態。システムが利用できません。
  • 1 - カーネルアラート。すぐに対処する必要があります。
  • 2 - 重大な問題があると見なされるカーネルの状態。
  • 3 - 一般的なカーネルのエラー状態。
  • 4 - 一般的なカーネルの警告状態。
  • 5 - 正常だが重大な状態のカーネル通知。
  • 6 - カーネル情報メッセージ。
  • 7 - カーネルのデバッグレベルメッセージ。

RHEL 8 の kernel.printk には、デフォルトで以下の 4 つの値が含まれます。

# sysctl kernel.printk
kernel.printk = 7	4	1	7

この 4 つの値は、以下を定義します。

  1. 値。コンソールログレベル。コンソールに出力されるメッセージの最低優先度を定義します。
  2. 値。明示的なログレベルが付いていないメッセージのデフォルトのログレベル。
  3. 値。コンソールのログレベルに、可能な限り低いログレベル設定を設定します。
  4. 値。起動時のコンソールのログレベルのデフォルト値を設定します。

    上記の各値は、エラーメッセージを処理するさまざまなルールを定義します。

重要

デフォルトの 7 4 1 7 printk 値を使用することで、カーネルアクティビティーのデバッグを改善できます。ただし、シリアルコンソールと組み合わせると、この printk 設定が原因で、集中的な I/O バーストが発生して、RHEL システムが一時的に応答しなくなる可能性があります。通常 4 4 1 7printk 値を設定するとこのような状況を回避できますが、代わりに追加のデバッグ情報が失われてしまいます。

また、quietdebug などの特定のカーネルコマンドラインパラメーターにより、デフォルトの kernel.printk 値が変更される点に注意してください。

関連情報

  • syslog(2) の man ページ