Red Hat Training

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6.4. 緊急モードでの起動

緊急モードは、可能な限り最小限の環境を提供し、システムがレスキューモードに入れない状態でもシステムの修復を可能にします。

緊急モードでは、システムは次のことを行います。

  • root ファイルシステムを読み取り専用にマウントします
  • いくつかの重要なサービスを開始します

ただし、システムは次のことを 行いません

  • 他のローカルファイルシステムのマウントを試みる
  • ネットワークインターフェイスをアクティブにする

手順

  1. GRUB ブート画面で、e キーを押して編集します。
  2. Linux 行の末尾に次のパラメーターを追加します。

    systemd.unit=emergency.target
    緊急モードでのブート
  3. Ctrl+x を押して緊急モードで起動します。

    緊急モードでのブート