Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
11.2. カーネルパニックを制御するパラメーター
ソフトロックの検出時にシステムの動作を制御する、以下のカーネルパラメーターを設定できます。
- softlockup_panic
ソフトロックアップが検出されたときにカーネルでパニックを発生させるどうかを制御します。
タイプ 値 Effect 整数
0
カーネルが、ソフトロックアップでパニックにならない
整数
1
カーネルが、ソフトロックアップでパニックになる
RHEL 8 では、この値のデフォルトは 0 です。
パニックを発生させるためには、システムで、最初にハードロックアップを検出する必要があります。検出は、
nmi_watchdog
パラメーターで制御されます。- nmi_watchdog
ロックアップ検出メカニズム (
watchdogs
) がアクティブかどうかを制御します。このパラメーターは整数型です。値 Effect 0
ロックアップ検出を無効にする
1
ロックアップ検出を有効にする
ハードロックアップ検出は、各 CPU で割り込みに応答する機能を監視します。
- watchdog_thresh
ウォッチドッグの
hrtimer
、NMI イベント、およびソフトロックアップまたはハードロックアップのしきい値を制御します。デフォルトのしきい値 ソフトロックアップのしきい値 10 秒
2 *
watchdog_thresh
このパラメーターをゼロに設定すると、ロックアップ検出を無効にします。