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18.2. メモリー自動予約の最小しきい値
一部のシステムでは、ブートローダー設定ファイルで crashkernel=auto
パラメーターを使用するか、グラフィカル設定ユーティリティーでこのオプションを有効にすることで、kdump
用のメモリーを自動的に割り当てることができます。ただし、この自動予約が機能するには、合計メモリーの特定量のメモリーを利用できる必要があります。メモリー要件は、システムのアーキテクチャーによって異なります。システムのメモリーが指定のしきい値よりも小さい場合は、メモリーを手動で設定する必要があります。
表18.2 自動メモリー予約に必要な最小メモリーサイズ
アーキテクチャー | 必要なメモリー |
---|---|
AMD64 と Intel 64 ( | 2 GB |
IBM Power Systems ( | 2 GB |
IBM Z ( | 4 GB |
注記
起動コマンドラインの crashkernel=auto
オプションは、RHEL 9 以降のリリースでは対応しなくなりました。