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16.3. kdump サービスの無効化
システムの起動時に kdump
を無効にするには、以下の手順を行います。
前提条件
-
kdump
設定とターゲットの要件をすべて満たしている。詳細は 対応している kdump 設定とターゲット を参照してください。 -
kdump
のインストール用のオプションがすべて、要件に応じて設定されている。詳細は、kdump のインストール を参照してください。
手順
現在のセッションで
kdump
を停止するには、以下のコマンドを実行します。# systemctl stop kdump.service
kdump
を無効にするには、以下を行います。# systemctl disable kdump.service
警告
kptr_restrict=1
を設定することが推奨されます。これにより、Kernel Address Space Layout (KASLR) が有効かどうかにかかわらず、kdumpctl
はクラッシュカーネルを読み込みます。
トラブルシューティングの手順
kptr_restrict
が (1) に設定されておらず、KASLR が有効になっている場合は、/proc/kcore
ファイルの内容がすべてゼロとして生成されます。したがって、kdumpctl
サービスは /proc/kcore
にアクセスしてクラッシュカーネルを読み込むことができません。
この問題を回避するために、kptr_restrict=1
の設定を推奨する警告メッセージが /usr/share/doc/kexec-tools/kexec-kdump-howto.txt
ファイルに表示されます。
kdumpctl
サービスが必ずクラッシュカーネルを読み込むように、kernel.kptr_restrict=1
が sysctl.conf
ファイルに含まれていることを確認します。
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