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29.6. Integrity Measurement Architecture によるファイルのハッシュの収集

測定 フェーズでは、ファイルハッシュを作成し、そのファイルの拡張属性 (xattrs) としてファイルハッシュを保存できます。ファイルハッシュを使用すると、RSA ベースのデジタル署名またはハッシュベースのメッセージ認証コード (HMAC-SHA1) を生成できるため、拡張属性に対するオフライン改ざん攻撃を防ぐことができます。

前提条件

手順

  1. テストファイルを作成します。

    # echo <Test_text> > test_file

    IMA と EVM は、test_file サンプルファイルにハッシュ値が割り当てられ、その拡張属性として格納されていることを確認します。

  2. ファイルの拡張属性を検査します。

    # getfattr -m . -d test_file
    # file: test_file
    security.evm=0sAnDIy4VPA0HArpPO/EqiutnNyBql
    security.ima=0sAQOEDeuUnWzwwKYk+n66h/vby3eD

    出力例には、IMA および EVM ハッシュ値と SELinux コンテキストを含む拡張属性が示されています。EVM は、他の属性に関連する security.evm 拡張属性を追加します。この時点で、security.evmevmctl ユーティリティーを使用して、RSA ベースのデジタル署名またはハッシュベースのメッセージ認証コード (HMAC-SHA1) を生成できます。