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11.4. システム起動時の SMB 共有の自動マウント
マウントされた SMB 共有へのアクセスがサーバー上で恒久的に必要とされる場合は、システムの起動時に共有を自動的にマウントします。
前提条件
-
cifs-utils
パッケージがインストールされている。
手順
システムの起動時に SMB 共有を自動的にマウントするには、共有のエントリーを /etc/fstab
ファイルに追加します。以下に例を示します。
//server_name/share_name /mnt cifs credentials=/root/smb.cred 0 0
重要
システムが自動的に共有をマウントできるようにするには、ユーザー名、パスワード、およびドメイン名を認証情報ファイルに保存する必要があります。詳細は、認証情報ファイルを使用した SMB 共有への認証 を参照してください。
/etc/fstab
の行の 4 つ目のフィールドで、認証情報ファイルへのパスなど、マウントオプションを指定します。詳細は、mount.cifs(8)
の man ページおよび 頻繁に使用されるマウントオプション の OPTIONS
セクションを参照してください。
共有が正常にマウントされたことを確認する場合は、次のコマンドを実行します。
# mount /mnt/