Red Hat Training
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4.12. ファイアウォールからの RPC クォータのエクスポート
ディスククォータを使用するファイルシステムをエクスポートする場合は、クォータの RPC (Remote Procedure Call) サービスを使用して、NFS クライアントにディスククォータデータを提供できます。
手順
rpc-rquotad
サービスを有効にして起動します。# systemctl enable --now rpc-rquotad
注記rpc-rquotad
サービスが有効になっている場合は、nfs-server サービスが起動した後に自動的に起動されます。ファイアウォールの内側で、クォータの RPC サービスにアクセスできるようにするには、TCP (UDP が可能な場合は UDP) の 875 ポートを開く必要があります。デフォルトのポート番号は
/etc/services
ファイルで定義します。デフォルトのポート番号は、
/etc/sysconfig/rpc-rquotad
ファイルのRPCRQUOTADOPTS
変数に-p port-number
を追加すると上書きできます。-
デフォルトで、リモートホストはクォータのみを読み取ることができます。クライアントにクォータの設定を許可したい場合は、
/etc/sysconfig/rpc-rquotad
ファイルのRPCRQUOTADOPTS
変数に-S
オプションを追加します。 rpc-rquotad
を再起動して、/etc/sysconfig/rpc-rquotad
ファイルの変更を反映します。# systemctl restart rpc-rquotad