Red Hat Training

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23.4. クォータ強制適用の有効化

クォータアカウンティングは、追加のオプションを使用せ s ずにファイルシステムをマウントした後にデフォルトで有効になりますが、クォータの強制適用は行いません。

前提条件

  • クォータ機能が有効になり、デフォルトのクォータが初期化されます。

手順

  • ユーザークォータに対して、quotaon によるクォータの強制適用を有効にします。

    # mount /dev/sda /mnt
    # quotaon /mnt
    注記

    クォータの強制適用は、マウントオプション usrquotagrpquota、または prjquota を使用して、マウント時に有効にできます。

    # mount -o usrquota,grpquota,prjquota /dev/sda /mnt
  • すべてのファイルシステムのユーザー、グループ、およびプロジェクトのクォータを有効にします。

    # quotaon -vaugP
    • -u オプション、-g オプション、または -P オプションがいずれも指定されていないと、ユーザーのクォータのみが有効になります。
    • -g オプションのみを指定すると、グループのクォータのみが有効になります。
    • -P オプションのみを指定すると、プロジェクトのクォータのみが有効になります。
  • /home などの特定のファイルシステムのクォータを有効にします。

    # quotaon -vugP /home

関連情報

  • quotaon(8) man ページ。