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31.4. XFS のディスククォータの有効化
この手順では、XFS ファイルシステムのユーザー、グループ、およびプロジェクトのディスククォータを有効にします。クォータを有効にすると、xfs_quota
ツールを使用して制限を設定し、ディスク使用量を報告できます。
手順
ユーザーのクォータを有効にします。
# mount -o uquota /dev/xvdb1 /xfs
uquota
をuqnoenforce
に置き換えて、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にします。グループのクォータを有効にします。
# mount -o gquota /dev/xvdb1 /xfs
gquota
をgqnoenforce
に置き換えて、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にします。プロジェクトのクォータを有効にします。
# mount -o pquota /dev/xvdb1 /xfs
pquota
をpqnoenforce
に置き換え、制限を強制適用せずに使用状況の報告を可能にします。または、
/etc/fstab
ファイルにクォータマウントオプションを追加します。以下の例は、XFS ファイルシステムでユーザー、グループ、およびプロジェクトのクォータを有効にする/etc/fstab
ファイルのエントリーを示しています。以下の例では、読み取り/書き込みパーミッションでファイルシステムもマウントします。# vim /etc/fstab /dev/xvdb1 /xfs xfs rw,quota 0 0 /dev/xvdb1 /xfs xfs rw,gquota 0 0 /dev/xvdb1 /xfs xfs rw,prjquota 0 0
関連情報
-
mount(8)
man ページ。 -
xfs_quota(8)
man ページ。