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23.4. xfs_repair で XFS ファイルシステムの確認
この手順では、xfs_repair
ユーティリティーを使用して XFS ファイルシステムの読み取り専用の確認を実行します。破損を修復するには、手動で xfs_repair
ユーティリティーを使用する必要があります。xfs_repair
は、その他のファイルシステム修復ユーティリティーとは異なり、XFS ファイルシステムが正しくアンマウントされていなくても起動時には動作しません。不完全なアンマウントが発生した場合、XFS は単にマウント時にログを再生して、一貫したファイルシステムを確保します。xfs_repair
は、最初にマウントし直さずに、ダーティーログがある XFS ファイルシステムを修復することはできません。
xfsprogs
パッケージには fsck.xfs
バイナリーがありますが、これは、システムの起動時に fsck.file
システムバイナリーを検索する initscripts
を満たすためにのみ存在します。fsck.xfs
は、すぐに終了コード 0 で終了します。
手順
ファイルシステムをマウントおよびアンマウントしてログを再生します。
# mount file-system # umount file-system
注記マウントが structure needs cleaning (構造のクリーニングが必要) エラーで失敗した場合は、ログが破損しているため再生できません。ドライランは、結果として、より多くのディスク上の破損を検出して報告する必要があります。
xfs_repair
ユーティリティーを使用してドライランを実行し、ファイルシステムを確認します。エラーが表示され、ファイルシステムを変更せずに実行できるアクションが示されます。# xfs_repair -n block-device
ファイルシステムをマウントします。
# mount file-system
関連情報
-
xfs_repair(8)
man ページ -
xfs_metadump(8)
man ページ