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第9章 XFS ファイルシステムの作成

システム管理者は、ブロックデバイスに XFS ファイルシステムを作成して、ファイルやディレクトリーを格納できます。

9.1. mkfs.xfs で XFS ファイルシステムの作成

この手順では、ブロックデバイスに XFS ファイルシステムを作成する方法を説明します。

手順

  1. ファイルシステムを作成する場合は、以下の手順を実行します。

    • デバイスが通常のパーティション、LVM ボリューム、MD ボリューム、ディスク、または類似デバイスである場合は、次のコマンドを使用します。

      # mkfs.xfs block-device
      • block-device を、ブロックデバイスへのパスに置き換えます。たとえば、/dev/sdb1/dev/disk/by-uuid/05e99ec8-def1-4a5e-8a9d-5945339ceb2a、または /dev/my-volgroup/my-lv です。
      • 通常、デフォルトのオプションは、一般的な使用に最適なものです。
      • 既存のファイルシステムを含むブロックデバイスで mkfs.xfs を使用する場合は、そのファイルシステムを上書きする -f オプションを追加してください。
    • ハードウェア RAID デバイスにファイルシステムを作成する場合は、システムがデバイスのストライプジオメトリーを正しく検出しているかどうかを確認します。

      • ストライプジオメトリー情報が正しい場合は、追加のオプションが必要ありません。ファイルシステムを作成します。

        # mkfs.xfs block-device
      • 情報が正しくない場合は、-d オプションの su パラメーターおよび sw パラメーターを使用して、ストライプジオメトリーを手動で指定します。su パラメーターは RAID チャンクサイズを指定し、sw パラメーターは RAID デバイス内のデータディスクの数を指定します。

        以下に例を示します。

        # mkfs.xfs -d su=64k,sw=4 /dev/sda3
  2. 次のコマンドを使用して、システムが新しいデバイスノードを登録するまで待機します。

    # udevadm settle

関連情報

  • mkfs.xfs(8) の man ページ。