11.3. XFS ファイルシステムのバックアップ

システム管理者は、xfsdump を使用して XFS ファイルシステムをファイルまたはテープにバックアップできます。これは、簡単なバックアップメカニズムを提供します。

11.3.1. XFS バックアップの機能

本セクションでは、xfsdump ユーティリティーを使用して XFS ファイルシステムをバックアップする場合の主な概念と機能を説明します。

xfsdump ユーティリティーを使用すると次のことができます。

  • 通常のファイルイメージへのバックアップ

    通常のファイルに書き込むことができるバックアップは 1 つだけです。

  • テープドライブへのバックアップ

    xfsdump ユーティリティーを使用すると、同じテープに複数のバックアップを書き込むこともできます。バックアップは、複数のテープを分割して書き込むことができます。

    複数のファイルシステムのバックアップを 1 つのテープデバイスに作成するには、XFS バックアップがすでに含まれているテープにバックアップを書き込みます。これにより、古いバックアップに、新しいバックアップが追加されます。xfsdump は、デフォルトでは既存のバックアップを上書しません。

  • 増分バックアップの作成

    xfsdump ユーティリティーはダンプレベルを使用して、その他のバックアップの相対的なベースバックアップを決定します。0 から 9 までの数字は、ダンプレベルの増加を表します。増分バックアップは、下位レベルの最後のダンプ以降に変更したファイルのみが対象となります。

    • フルバックアップを実行する場合は、ファイルシステムでレベル 0 のダンプを実行します。
    • レベル 1 のダンプは、フルバックアップ後の最初の増分バックアップです。次の増分バックアップはレベル 2 になります。これは、前回のレベル 1 のダンプ以降に変更したファイルのみが対象となります。レベル 9 まで同様です。
  • ファイルを絞り込むサイズ、サブツリー、または inode のフラグを使用して、バックアップからファイルを除外

関連情報

  • man ページの xfsdump(8)

11.3.2. xfsdump で XFS ファイルシステムのバックアップ

この手順では、XFS ファイルシステムのコンテンツのバックアップを、ファイルまたはテープに作成する方法を説明します。

前提条件

  • バックアップが可能な XFS ファイルシステム
  • バックアップを保存できる別のファイルシステムまたはテープドライブ

手順

  • 次のコマンドを使用して、XFS ファイルシステムのバックアップを作成します。

    # xfsdump -l level [-L label] \
              -f backup-destination path-to-xfs-filesystem
    • level を、バックアップのダンプレベルに置き換えます。フルバックアップを実行する場合は 0 を使用し、それに続く増分バックアップを実行する場合は 1 から 9 を使用します。
    • backup-destination を、バックアップを保存する場所のパスに置き換えます。保存場所は、通常のファイル、テープドライブ、またはリモートテープデバイスです。たとえば、ファイルの場合は /backup-files/Data.xfsdump、テープドライブの場合は /dev/st0 に置き換えます。
    • path-to-xfs-filesystem を、バックアップを作成する XFS ファイルシステムのマウントポイントに置き換えます。たとえば、/mnt/data/ に置き換えます。ファイルシステムをマウントする必要があります。
    • 複数のファイルシステムのバックアップを作成して 1 つのテープデバイスに保存する場合は、復元時にそれらを簡単に識別できるように -L label オプションを使用して、各バックアップにセッションラベルを追加します。label を、バックアップの名前 (例: backup_data) に置き換えます。

例11.1 複数の XFS ファイルシステムのバックアップ

  • /boot/ ディレクトリーおよび /data/ ディレクトリーにマウントされている XFS ファイルシステムのコンテンツのバックアップを作成し、作成したバックアップ内容をファイルとして /backup-files/ ディレクトリーに保存するには、次のコマンドを実行します。

    # xfsdump -l 0 -f /backup-files/boot.xfsdump /boot
    # xfsdump -l 0 -f /backup-files/data.xfsdump /data
  • 1 つのテープデバイスにある複数のファイルシステムのバックアップを作成する場合は、-L label オプションを使用して、各バックアップにセッションラベルを追加します。

    # xfsdump -l 0 -L "backup_boot" -f /dev/st0 /boot
    # xfsdump -l 0 -L "backup_data" -f /dev/st0 /data

関連情報

  • man ページの xfsdump(8)

11.3.3. 関連情報

  • man ページの xfsdump(8)

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