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第21章 IdM レプリカのインストールに関するトラブルシューティング

以下のセクションでは、失敗した IdM レプリカのインストールに関する情報を収集するプロセスと、一般的なインストールの問題を解決する方法を説明します。

21.1. IdM レプリカのインストールエラーの確認

Identity Management (IdM) レプリカをインストールすると、レプリカの以下のログファイルにデバッグ情報が追加されます。

  • /var/log/ipareplica-install.log
  • /var/log/ipareplica-conncheck.log
  • /var/log/ipaclient-install.log
  • /var/log/httpd/error_log
  • /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/access
  • /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/errors
  • /var/log/ipaserver-install.log

レプリカのインストールプロセスでは、レプリカが接続している IdM サーバー の次のログファイルにデバッグ情報を追加します。

  • /var/log/httpd/error_log
  • /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/access
  • /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/errors

各ログファイルの最後の行は成功または失敗を報告し、ERROR および DEBUG エントリーが追加のコンテキストを提供します。

失敗した IdM レプリカインストールをトラブルシューティングするには、両方のホスト (レプリカおよびサーバー) のこれらのログファイルの末尾でエラーを確認し、この情報を使用して、対応する問題を解決します。

前提条件

  • IdM ログファイルの内容を表示するには、root 権限が必要です。

手順

  1. tail コマンドを使用して、プライマリーログファイル /var/log/ipareplica-install.log からの最新のエラーを表示します。以下の例は、最後の 10 行を表示しています。

    [user@replica ~]$ sudo tail -n 10 /var/log/ipareplica-install.log
    [sudo] password for user:
      func(installer)
    File "/usr/lib/python3.6/site-packages/ipaserver/install/server/replicainstall.py", line 424, in decorated
      func(installer)
    File "/usr/lib/python3.6/site-packages/ipaserver/install/server/replicainstall.py", line 785, in promote_check
      ensure_enrolled(installer)
    File "/usr/lib/python3.6/site-packages/ipaserver/install/server/replicainstall.py", line 740, in ensure_enrolled
      raise ScriptError("Configuration of client side components failed!")
    
    2020-05-28T18:24:51Z DEBUG The ipa-replica-install command failed, exception: ScriptError: Configuration of client side components failed!
    2020-05-28T18:24:51Z ERROR Configuration of client side components failed!
    2020-05-28T18:24:51Z ERROR The ipa-replica-install command failed. See /var/log/ipareplica-install.log for more information
  2. ログファイルを対話的に確認するには、less ユーティリティーを使用してログファイルの末尾を開き、 および キーを使用して移動します。

    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/ipareplica-install.log
  3. (オプション) /var/log/ipareplica-install.log は、レプリカのインストールの主なログファイルです。レプリカおよびサーバーの追加のファイルを使用して、このレビュープロセスを繰り返して、追加のトラブルシューティング情報を収集できます。

    レプリカで以下を行います。

    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/ipareplica-conncheck.log
    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/ipaclient-install.log
    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/httpd/error_log
    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/access
    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/errors
    [user@replica ~]$ sudo less -N +G /var/log/ipaserver-install.log

    サーバー上では以下の設定になります。

    [user@server ~]$ sudo less -N +G /var/log/httpd/error_log
    [user@server ~]$ sudo less -N +G /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/access
    [user@server ~]$ sudo less -N +G /var/log/dirsrv/slapd-INSTANCE-NAME/errors

関連情報

  • 失敗した IdM レプリカのインストールを解決できず、Red Hat テクニカルサポートサブスクリプションがある場合は、Red Hat カスタマーポータル でテクニカルサポートケースを作成し、レプリカの sosreport サーバーとレプリカの sosreport を提供します。
  • sosreport ユーティリティーは、設定の詳細、ログ、およびシステム情報を RHEL システムから収集します。sosreport ユーティリティーの詳細は、「Red Hat Enterprise Linux 上での sosreport の役割と取得方法」を参照してください。