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6.15. gcp-vcp-move-vip リソースエージェントの設定

gcp-vpc-move-vip リソースエージェントは、セカンダリー IP アドレス (エイリアス IP) を実行中のインスタンスに割り当てます。これは、クラスター内の異なるノード間で渡すことのできるフローティング IP アドレスです。

以下のコマンドを実行して、このリソースの詳細情報を表示します。

# pcs resource describe gcp-vpc-move-vip

リソースエージェントを、プライマリーサブネットアドレス範囲またはセカンダリーサブネットアドレス範囲を使用するように設定できます。本セクションでは、両方の範囲の手順を説明します。

プライマリーサブネットアドレス範囲

プライマリー VPC サブネットのリソースを設定するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 次のコマンドを実行して aliasip リソースを作成します。未使用の内部 IP アドレスを含めます。コマンドに CIDR ブロックを含めます。

    # pcs resource create aliasip gcp-vpc-move-vip  alias_ip=UnusedIPaddress/CIDRblock

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource create aliasip gcp-vpc-move-vip alias_ip=10.10.10.200/32
  2. 以下のコマンドを実行して、ノードで IP を管理する IPaddr2 リソースを作成します。

    # pcs resource create vip IPaddr2 nic=interface ip=AliasIPaddress cidr_netmask=32

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource create vip IPaddr2 nic=eth0 ip=10.10.10.200 cidr_netmask=32
  3. vipgrp でネットワークリソースをグループ化するには、次のコマンドを実行します。

    # pcs resource group add vipgrp aliasip vip

検証手順

  1. 次のコマンドを実行して、リソースが起動し、vipgrp の下でグループ化されていることを確認します。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs status
  2. 次のコマンドを実行して、リソースが別のノードに移動できることを確認します。

    # pcs resource move vip _Node_

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource move vip rhel81-node-03
  3. 次のコマンドを実行して、vip が別のノードで正常に起動することを確認します。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs status

セカンダリーサブネットアドレス範囲

セカンダリーサブネットアドレス範囲のリソースを設定するには、以下の手順を実施します。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、セカンダリーサブネットアドレス範囲を作成します。

    # gcloud-ra compute networks subnets update SubnetName --region RegionName --add-secondary-ranges SecondarySubnetName=SecondarySubnetRange

    たとえば、以下のようになります。

    # gcloud-ra compute networks subnets update range0 --region us-west1 --add-secondary-ranges range1=10.10.20.0/24
  2. 次のコマンドを実行して aliasip リソースを作成します。セカンダリーサブネットアドレス範囲に未使用の内部 IP アドレスを作成します。コマンドに CIDR ブロックを含めます。

    # pcs resource create aliasip gcp-vpc-move-vip alias_ip=UnusedIPaddress/CIDRblock

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource create aliasip gcp-vpc-move-vip alias_ip=10.10.20.200/32
  3. 以下のコマンドを実行して、ノードで IP を管理する IPaddr2 リソースを作成します。

    # pcs resource create vip IPaddr2 nic=interface ip=AliasIPaddress cidr_netmask=32

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource create vip IPaddr2 nic=eth0 ip=10.10.20.200 cidr_netmask=32
  4. vipgrp でネットワークリソースをグループ化します。

    # pcs resource group add vipgrp aliasip vip

検証手順

  1. 次のコマンドを実行して、リソースが起動し、vipgrp の下でグループ化されていることを確認します。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs status
  2. 次のコマンドを実行して、リソースが別のノードに移動できることを確認します。

    # pcs resource move vip _Node_

    たとえば、以下のようになります。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs resource move vip rhel81-node-03
  3. 次のコマンドを実行して、vip が別のノードで正常に起動することを確認します。

    [root@rhel81-node-01 ~]# pcs status