6.8. CUPS ログの使用

6.8.1. CUPS ログの種類

CUPS には、以下のようなログがあります。

  • エラーログ - エラー、警告、およびデバッグのメッセージを保存する
  • アクセスログ - CUPS クライアントおよび Web UI にアクセスした回数を示すメッセージを保存する
  • ページログ - 各プリントジョブに出力されるページの合計数を示すメッセージを保存する

Red Hat Enterprise Linux 8 では、その他のプログラムのログと一緒に、3 つのすべてのタイプが、systemd-journald のログに集中的に記録されます。

警告

Red Hat Enterprise Linux 8 では、ログが、Red Hat Enterprise Linux 7 で使用されていた /var/log/cups ディレクトリーの特定のファイルに保存されなくなりました。

6.8.2. CUPS ログへのアクセス

本セクションでは、以下のアクセス方法を説明します。

  • すべての CUPS ログ
  • 特定の印刷ジョブの CUPS ログ
  • 特定の時間枠内の CUPS ログ

6.8.2.1. すべての CUPS ログへのアクセス

手順
  • systemd-semanaged からの CUPS ログにフィルターをかけます。
$ journalctl -u cups

6.8.2.2. 特定の印刷ジョブの CUPS ログへアクセス

手順
  • 特定の印刷ジョブのログにフィルターをかけます。
$ journalctl -u cups JID=N

ここで、N は、印刷ジョブの番号になります。

6.8.2.3. 特定の時間枠による CUPS ログへのアクセス

手順
  • 指定した時間枠内でログにフィルターをかけます。
$ journalctl -u cups --since=YYYY-MM-DD --until=YYYY-MM-DD

ここで、YYYY は年、MM は月、DD は日です。

6.8.3. CUPS ログの場所の設定

本セクションでは、CUPS ログの場所を設定する方法を説明します。

Red Hat Enterprise Linux 8 では、CUPS ログはデフォルトで systemd-semanaged に記録されます。これは、/etc/cups/cups-files.conf ファイルの以下のデフォルト設定で保証されます。

ErrorLog syslog
重要

Red Hat では、CUPS ログのデフォルトの場所を維持することを推奨しています。

ログを別の場所に送信する場合は、/etc/cups/cups-files.conf ファイル内の設定を以下のように変更する必要があります。

ErrorLog <your_required_location>
警告

CUPS ログのデフォルトの場所を変更すると、予期しない動作や SELinux の問題が発生する可能性があります。

コンテキスト: configuring-printing

コンテキスト:Deploying-different-types-of-servers