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9.2.9. Galera で MariaDB を複製する

本セクションでは、Red Hat Enterprise Linux 8 の Galera ソリューションを使用して、MariaDB データベースを複製する方法を説明します。

9.2.9.1. MariaDB Galera クラスターの概要

Galera レプリケーションは、複数の MariaDB サーバーで設定される同期マルチソース MariaDB Galera クラスター の作成に基づいています。レプリカが通常読み取り専用である従来のプライマリー/レプリカ設定とは異なり、MariaDB Galera クラスターのノードはすべて書き込み可能にすることができます。

Galera レプリケーションと MariaDB データベースとの間のインターフェイスは、書き込みセットレプリケーション API (wsrep API) で定義されます。

MariaDB Galera クラスター の主な機能は以下のとおりです。

  • 同期のレプリケーション
  • アクティブ/アクティブのマルチソーストポロジー
  • クラスターノードへの読み取りおよび書き込み
  • 自動メンバーシップ制御、失敗したノードのクラスターからの削除
  • 自動ノードの参加
  • 行レベルの並列レプリケーション
  • ダイレクトクライアント接続: ユーザーはクラスターノードにログインし、レプリケーションの実行中にノードを直接操作できます。

同期レプリケーションとは、サーバーがトランザクションに関連付けられた書き込みセットをクラスター内のすべてのノードにブロードキャストすることで、コミット時にトランザクションをレプリケートすることを意味します。クライアント (ユーザーアプリケーション) はデータベース管理システム (DBMS) に直接接続し、ネイティブの MariaDB と同様の動作が発生します。

同期レプリケーションは、クラスター内の 1 つのノードで発生した変更が、クラスター内の他のノードで同時に発生することを保証します。

そのため、同期レプリケーションには、非同期のレプリケーションと比べて次のような利点があります。

  • 特定のクラスターノード間の変更の伝播に遅延がない
  • すべてのクラスターノードには常に一貫性がある
  • いずれかのクラスターノードがクラッシュしても、最新の変更は失われない
  • すべてのクラスターノードのトランザクションが並列に実行する
  • クラスター全体にわたる因果関係