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3.10.2. smbcacls を使用した ACL の表示
SMB 共有で ACL を表示するには、smbcacls
ユーティリティーを使用します。--add
などの操作パラメーターを付けずに smbcacls
を実行すると、ユーティリティーは、ファイルシステムオブジェクトの ACL を表示します。
手順
たとえば、//server/example
共有のルートディレクトリーの ACL を一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。
# smbcacls //server/example / -U "DOMAIN\administrator"
Enter DOMAIN\administrator's password:
REVISION:1
CONTROL:SR|PD|DI|DP
OWNER:AD\Administrators
GROUP:AD\Domain Users
ACL:AD\Administrator:ALLOWED/OI|CI/FULL
ACL:AD\Domain Users:ALLOWED/OI|CI/CHANGE
ACL:AD\Domain Guests:ALLOWED/OI|CI/0x00100021
コマンドの出力は以下のようになります。
-
REVISION
- セキュリティー記述子の内部 Windows NT ACL リビジョン -
CONTROL
- セキュリティー記述子の制御 -
OWNER
- セキュリティー記述子の所有者の名前または SID -
GROUP
- セキュリティー記述子のグループの名前または SID -
ACL
エントリー。詳細は、アクセス制御エントリー を参照してください。