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9.3.6.2. MySQL レプリカサーバーの設定
このセクションでは、レプリケーションを成功させるために MySQL レプリカサーバーに必要な設定オプションについて説明します。
前提条件
- レプリカサーバーがインストールされている。
手順
[mysqld]
セクションの/etc/my.cnf.d/mysql-server.cnf
ファイルに以下のオプションを含めます。server-id=id
id は一意である必要があります。
relay-log=path_to_replica_server_log
リレーログは、レプリケーション中に MySQL レプリカサーバーによって作成されたログファイルのセットです。
log_bin=path_to_replica_sever_log
このオプションは、MySQL レプリカサーバーのバイナリーログファイルへのパスを定義します。例:
log_bin=/var/log/mysql/mysql-bin.log
このオプションはレプリカでは必須ではありませんが、強く推奨します。
gtid_mode=ON
このオプションは、サーバー上でグローバルトランザクション識別子 (GTID) を有効にします。
enforce-gtid-consistency=ON
サーバーは、GTID を使用して安全にログに記録できるステートメントのみの実行を許可することにより、GTID の整合性を強化します。
log-replica-updates=ON
このオプションにより、ソースサーバーから受信した更新がレプリカのバイナリーログに記録されます。
skip-replica-start=ON
このオプションは、レプリカサーバーの起動時に、レプリカサーバーがレプリケーションスレッドを開始しないようにします。
オプション:
binlog_do_db=db_name
特定のデータベースのみを複製する場合は、このオプションを使用します。複数のデータベースを複製するには、各データベースを個別に指定します。
binlog_do_db=db_name1 binlog_do_db=db_name2 binlog_do_db=db_name3
オプション:
binlog_ignore_db=db_name
このオプションを使用して、特定のデータベースをレプリケーションから除外します。
mysqld
サービスを再起動します。# systemctl restart mysqld.service