Red Hat Training
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9.4.2. PostgreSQL のインストール
RHEL 8 では、PostgreSQL サーバーは複数のバージョンで利用でき、各バージョンは個別のストリームで提供されます。
- PostgreSQL 10 - デフォルトのストリーム
- PostgreSQL 9.6
- PostgreSQL 12 - RHEL 8.1.1 以降利用できます。
- PostgreSQL 13: RHEL 8.4 以降で利用できます。
設計上、同じモジュールの複数のバージョン (ストリーム) を並行してインストールすることはできません。したがって、postgresql
モジュールから利用可能なストリームのいずれかを選択する必要があります。RHEL 7 用の Red Hat Software Collections では、コンポーネントの同時インストールが可能です。RHEL 8 では、コンテナー内で異なるバージョンのデータベースサーバーを使用できます。
PostgreSQL をインストールするには、以下の手順に従います。
手順
postgresql
モジュールからストリーム (バージョン) を選択し、サーバープロファイルを指定して PostgreSQL サーバーパッケージをインストールします。以下に例を示します。# yum module install postgresql:13/server
postgres
のスーパーユーザーが自動的に作成されます。データベースクラスターを初期化します。
# postgresql-setup --initdb
Red Hat は、デフォルトの
/var/lib/pgsql/data
ディレクトリーにデータを保存することを推奨します。postgresql
サービスを開始します。# systemctl start postgresql.service
postgresql
サービスが、システムの起動時に起動するようにします。# systemctl enable postgresql.service
モジュールストリームの使用方法は、ユーザー空間コンポーネントのインストール、管理、および削除 を参照してください。
RHEL 8 内の以前の postgresql
ストリームからアップグレードする場合は、後続のストリームへの切り替え および 「RHEL 8 バージョンの PostgreSQL への移行」 に記載されている両手順を実行します。