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9.7. Dovecot で IMAP または POP3 サービスを無効にする

デフォルトでは、Dovecot は IMAP および POP3 サービスを提供します。そのうちの 1 つだけが必要な場合は、もう 1 つを無効にして、攻撃サーフェスを減らすことができます。

前提条件

  • Dovecot がインストールされています。

手順

  1. /etc/dovecot/dovecot.conf ファイルの protocols パラメーターをコメント解除し、必要なプロトコルを使用するように設定します。たとえば、POP3 を必要としない場合は、次のように設定します。

    protocols = imap lmtp

    デフォルトでは、imappop3、および lmtp プロトコルが有効になっています。

  2. Dovecot をリロードします。

    # systemctl reload dovecot
  3. ローカルファイアウォールで不要になったポートを閉じます。たとえば、POP3S および POP3 プロトコルのポートを閉じるには、次のように入力します。

    # firewall-cmd --remove-service=pop3s --remove-service=pop3
    # firewall-cmd --reload

検証

  • dovecot プロセスによって開かれた LISTEN モードのすべてのポートを表示します。

    # ss -tulp | grep dovecot
    tcp  LISTEN 0  100  0.0.0.0:993  0.0.0.0:*  users:(("dovecot",pid=1405,fd=44))
    tcp  LISTEN 0  100  0.0.0.0:143  0.0.0.0:*  users:(("dovecot",pid=1405,fd=42))
    tcp  LISTEN 0  100     [::]:993     [::]:*  users:(("dovecot",pid=1405,fd=45))
    tcp  LISTEN 0  100     [::]:143     [::]:*  users:(("dovecot",pid=1405,fd=43))

    この例では、Dovecot は TCP ポート 993 (IMAPS) と 143 (IMAP) のみをリッスンします。

    ソケットを使用する代わりにポートをリッスンするようにサービスを設定した場合、Dovecot は LMTP プロトコルのポートのみを開くことに注意してください。

関連情報

  • firewall-cmd(1) man ページ