Red Hat Training
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15.5.3. cups-browsed を使用した永続的な出力キューの設定
管理者は、cups-filters
パッケージの cups-browsed
サービスを使用して、リモート出力サーバーのキューを参照できます。cups-browsed
サービスは、これらのリモートキューを指すローカルキューを作成します。出力キューは、物理デバイスへの接続を表すプリンターの抽象概念です。
15.5.3.1. 別のネットワーク内のリモートプリントサーバーにインストールされているプリンターの永続出力キューの設定
リモートサーバーから CUPS キューをローカルにインストールするには、リモート CUPS サーバーを指す永続キューが必要なマシンで cups-browsed
サービスの設定を編集します。
前提条件
- 別のネットワークにあるプリンターがリモートサーバーにインストールされている。
- サーバーのファイアウォールで IPP ポートが有効になっている。
-
サーバーは、
cups-browsed
が実行されるマシンからのリモートアクセス用に設定され、サーバーにキューを要求する。
手順
/etc/cups/cups-browsed.conf
ファイルを編集し、指定されたサーバーのホスト名または IP アドレスをBrowsePoll
ディレクティブに追加します。BrowsePoll <hostname or IP-address>
cups-browsed
サービスを再起動して、変更を適用します。# systemctl restart cups-browsed
検証手順
ローカル出力キューを含むローカルプリンターの一覧を表示します。
$ lpstat -v Device for <remote_queue_name>: implicitclass:<remote_queue_name>
注記リモートサーバーに含まれるキューの数によっては、プリンターがローカルプリンターリストに表示されるまでに数分かかる場合があります。