第3章 グラフィカルユーザーインターフェースのブランド化と色調節

Anaconda ユーザーインターフェースのカスタマイズには、グラフィカル要素のカスタマイズや製品名のカスタマイズが含まれます。

本セクションでは、グラフィカル要素と製品名をカスタマイズする方法を説明します。

前提条件

  1. ISO イメージをダウンロードして展開している。
  2. 独自のブランディングマネージメントを作成している。

ブートイメージのダウンロードおよび抽出の詳細は、「Red Hat Enterprise Linux ブートイメージの抽出」 を参照してください。

ユーザーインターフェースのカスタマイズには、以下のハイレベルなタスクが必要です。

  1. 前提条件を完了します。
  2. カスタムブランディング資料を作成する (グラフィカル要素をカスタマイズする予定の場合)
  3. グラフィカル要素のカスタマイズ (カスタマイズする予定の場合)
  4. 製品名のカスタマイズ (カスタマイズを計画している場合)
  5. product.img ファイルを作成。
  6. カスタムブートイメージを作成
注記

カスタムブランディング資料を作成するには、まずデフォルトのグラフィカル要素ファイルタイプと寸法を参照します。適切なカスタム資料を作成できます。デフォルトのグラフィカル要素の詳細は、「グラフィカル要素のカスタマイズ」 セクションで説明されているサンプルファイルを参照してください。

3.1. グラフィカル要素のカスタマイズ

グラフィカル要素をカスタマイズするには、カスタマイズ可能な要素をカスタムブランドの資料に変更または置き換え、コンテナーファイルを更新します。

インストーラーのカスタマイズ可能なグラフィカル要素は、インストーラーランタイムファイルシステムの /usr/share/anaconda/pixmaps/ ディレクトリーに保存されます。このディレクトリーには、以下のカスタマイズ可能なファイルが含まれます。

pixmaps
├─ anaconda-password-show-off.svg
├─ anaconda-password-show-on.svg
├─ right-arrow-icon.png
├─ sidebar-bg.png
├─ sidebar-logo.png
└─ topbar-bg.png

さらに、/usr/share/anaconda/ ディレクトリーには、anaconda-gtk.css という名前の CSS スタイルシートが含まれており、メインの UI 要素のファイル名とパラメーター (サイドバーとトップバーのロゴおよび背景) を決定します。このファイルには、要件に従ってカスタマイズできる以下の内容が含まれます。

/* theme colors/images */

@define-color product_bg_color @redhat;

/* logo and sidebar classes */

.logo-sidebar {
   background-image: url('/usr/share/anaconda/pixmaps/sidebar-bg.png');
   background-color: @product_bg_color;
   background-repeat: no-repeat;
}

/* Add a logo to the sidebar */

.logo {
   background-image: url('/usr/share/anaconda/pixmaps/sidebar-logo.png');
   background-position: 50% 20px;
   background-repeat: no-repeat;
   background-color: transparent;
}

/* This is a placeholder to be filled by a product-specific logo. */

.product-logo {
   background-image: none;
   background-color: transparent;
}

AnacondaSpokeWindow #nav-box {
   background-color: @product_bg_color;
   background-image: url('/usr/share/anaconda/pixmaps/topbar-bg.png');
   background-repeat: no-repeat;
   color: white;
}

CSS ファイルの最も重要な部分は、解決に基づいてスケーリングを処理する方法です。PNG イメージの背景はスケーリングされず、常に実際の画面に表示されます。代わりに、バックグラウンドには透過的な背景があり、スタイルシートは @define-color 行に一致する背景色を定義します。そのため、バックグラウンド イメージ は背景の に「フェード」します。これは、イメージのスケーリングを必要とせずに、すべての解像度でバックグラウンドが機能することを意味します。

また、background-repeat パラメーターをバックグラウンドのタイル配置に変更することもできます。インストールするすべてのシステムが同じディスプレイの解像度を持つことを保証している場合は、バー全体を埋めるバックグラウンドイメージを使用できます。

上記のファイルはどれでもカスタマイズできます。これを行ったら、セクション 2.2 の「 product.img ファイルの作成」の手順に従い、カスタムグラフィックスを備えた独自の product.img を作成します。その後、セクション 2.3 の「カスタムブートイメージの作成」を参照し、変更が含まれる新しいブート可能な ISO イメージを作成します。