12.3. LVM

12.3.1. 共有ストレージデバイスを管理する clvmd の削除

LVM は、共有ストレージデバイスの管理に clvmd (cluster lvm daemon) を使用しなくなりました。代わりに、LVM が lvmlockd (lvm lock daemon) を使用するようになりました。

  • lvmlockd の詳細は、man ページの lvmlockd(8) を参照してください。共有ストレージを使用する一般的な方法は、man ページの lvmsystemid(7) を参照してください。
  • Pacemaker クラスターで LVM を使用する方法は、LVM-activate リソースエージェントのヘルプ画面を参照してください。
  • Red Hat High Availability クラスターで共有論理ボリュームを設定する手順例は、「クラスターに GFS2 ファイルシステムを設定」を参照してください。

12.3.2. lvmetad デーモンの削除

LVM は、メタデータのキャッシュに lvmetad デーモンを使用しなくなり、常にディスクからメタデータを常に読み込みます。LVM ディスクの読み込みが減っており、それによりキャッシュの利点が減ります。

論理ボリュームの自動アクティベーションは、lvm.conf 設定ファイルの use_lvmetad 設定に間接的に関連付けられていました。lvm.conf ファイルに auto_activation_volume_list を設定し続ける自動アクティベーションを無効にすることが適切な方法となります。

12.3.3. LVM が、GFS プールボリュームマネージャー、または lvm1 メタデータ形式でフォーマットしたデバイスを管理できない

LVM が、GFS プールのボリュームマネージャー、または lvm1 メタデータ形式でフォーマットしたデバイスを管理できなくなりました。Red Hat Enterprise Linux 4 を導入する前に論理ボリュームを作成した場合は、この影響を受ける場合があります。lvm1 形式を使用したボリュームグループは、vgconvert コマンドを使用して lvm2 形式に変換する必要があります。

12.3.4. LVM ライブラリーおよび LVM Python バインディングが削除される

lvm2-python-libs パッケージにより提供される lvm2app ライブラリーおよび LVM Python バインディングが削除されました。Red Hat は、代わりに以下のソリューションを推奨します。

  • LVM D-Bus API と lvm2-dbusd サービスの組み合わせ。このソリューションでは Python バージョン 3 を使用する必要があります。
  • JSON 形式の LVM コマンドラインユーティリティー。この形式は、lvm2 パッケージのバージョン 2.02.158 以降で利用できます。
  • C/C++ の AppStream に含まれる libblockdev ライブラリー

Red Hat Enterprise Linux 8 へアップグレードする前に、削除したライブラリーおよび D-Bus API へのバインディングを使用して、アプリケーションをポートする必要があります。

12.3.5. LVM ミラーのログをミラーリングする機能が削除される

ミラー化された LVM ボリュームでのミラー化されたミラーログ機能が非推奨となりました。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、ミラー化されたミラーログを持つ LVM ボリュームの作成またはアクティブ化がサポートされなくなりました。

推奨される代替ソリューションは以下のとおりです。

  • RAID1 LVM ボリューム。RAID1 ボリュームの優れた点は、劣化モードにおいても機能し、一時的な障害の後に回復できることです。
  • ディスクのミラーログ。ミラー化されたミラーログをディスクのミラーログに変換するには、lvconvert --mirrorlog disk my_vg/my_lv コマンドを実行します。