第6章 InfiniBand ネットワークのテスト

本セクションでは、InfiniBand ネットワークをテストする手順を説明します。

6.1. 初期の InfiniBand RDMA 操作のテスト

本セクションでは、InfiniBand リモートダイレクトメモリーアクセス (RDMA) 操作をテストする方法を説明します。

注記

このセクションは、InfiniBand デバイスにのみ適用されます。IP ベースの iWARP デバイスまたは RoCE/IBoE デバイスを使用する場合は、以下を参照してください。

前提条件

  • RDMA が設定されている。
  • libibverbs-utils パッケージおよび infiniband-diags パッケージがインストールされている。

手順

  1. 利用可能な InfiniBand デバイスの一覧を表示します。

    # ibv_devices
        device                 node GUID
        ------              ----------------
        mlx4_0              0002c903003178f0
        mlx4_1              f4521403007bcba0
  2. 特定の InfiniBand デバイスの情報を表示します。たとえば、mlx4_1 デバイスの情報を表示するには、次のコマンドを実行します。

    # ibv_devinfo -d mlx4_1
    hca_id: mlx4_1
         transport:                  InfiniBand (0)
         fw_ver:                     2.30.8000
         node_guid:                  f452:1403:007b:cba0
         sys_image_guid:             f452:1403:007b:cba3
         vendor_id:                  0x02c9
         vendor_part_id:             4099
         hw_ver:                     0x0
         board_id:                   MT_1090120019
         phys_port_cnt:              2
              port:   1
                    state:              PORT_ACTIVE (4)
                    max_mtu:            4096 (5)
                    active_mtu:         2048 (4)
                    sm_lid:             2
                    port_lid:           2
                    port_lmc:           0x01
                    link_layer:         InfiniBand
    
              port:   2
                    state:              PORT_ACTIVE (4)
                    max_mtu:            4096 (5)
                    active_mtu:         4096 (5)
                    sm_lid:             0
                    port_lid:           0
                    port_lmc:           0x00
                    link_layer:         Ethernet
  3. InfiniBand デバイスの基本的なステータスを表示します。たとえば、mlx4_1 デバイスのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。

    # ibstat mlx4_1
    CA 'mlx4_1'
         CA type: MT4099
         Number of ports: 2
         Firmware version: 2.30.8000
         Hardware version: 0
         Node GUID: 0xf4521403007bcba0
         System image GUID: 0xf4521403007bcba3
         Port 1:
               State: Active
               Physical state: LinkUp
               Rate: 56
               Base lid: 2
               LMC: 1
               SM lid: 2
               Capability mask: 0x0251486a
               Port GUID: 0xf4521403007bcba1
               Link layer: InfiniBand
         Port 2:
               State: Active
               Physical state: LinkUp
               Rate: 40
               Base lid: 0
               LMC: 0
               SM lid: 0
               Capability mask: 0x04010000
               Port GUID: 0xf65214fffe7bcba2
               Link layer: Ethernet
  4. ibping ユーティリティーを使用して、InfiniBand を使用してクライアントからサーバーに ping します。

    1. サーバーとして機能するホストで、サーバーモードで ibping を起動します。

      # ibping -S -C mlx4_1 -P 1

      このコマンドは、以下のようなパラメーターを使用します。

      • -S - サーバーモードを有効にします。
      • -C InfiniBand_CA_name - 使用する CA 名を設定します。
      • -P port_number - InfiniBand が複数のポートを提供する場合は、使用するポート番号を設定します。
    2. クライアントとして動作するホストで、以下のように ibping を使用します。

      # ibping -c 50 -C mlx4_0 -P 1 -L 2
      • -c number - これらの数のパケットをサーバーに送信します。
      • -C InfiniBand_CA_name - 使用する CA 名を設定します。
      • -P port_number - InfiniBand が複数のポートを提供する場合は、使用するポート番号を設定します。
      • -L port_LID - 使用するローカル識別子 (LID) を設定します。

関連情報

  • ibping パラメーターの詳細は、man ページの ibping(8) を参照してください。