3.3. システムの固定 (ピン留め) にユーザーが使用できるメモリー量の増加

RDMA 操作には、物理メモリーのピン留めが必要です。これは、カーネルがメモリーをスワップ領域に書き込むことができないことを意味します。ユーザーがメモリーを過剰にピン留めすると、システムのメモリーが不足し、カーネルがプロセスを終了してより多くのメモリーを解放できます。このため、メモリーのピン留めは特権付きの操作になります。

root 以外のユーザーが大規模な RDMA アプリケーションを実行する場合は、システムでこれらのユーザーがピン留めするメモリー容量を増やす必要があります。本セクションでは、rdma グループのメモリー使用量を無制限に設定する方法を説明します。

手順

  • root ユーザーで、以下の内容で /etc/security/limits.d/rdma.conf ファイルを作成します。

    @rdma    soft    memlock     unlimited
    @rdma    hard    memlock     unlimited

検証手順

  1. /etc/security/limits.d/rdma.conf ファイルを編集したら rdma グループのメンバーとしてログインします。

    Red Hat Enterprise Linux は、ユーザーのログイン時に、更新された ulimit の設定を適用することに注意してください。

  2. ulimit -l コマンドを使用して制限を表示します。

    $ ulimit -l
    unlimited

    コマンドが unlimited を返すと、ユーザーはメモリーのピン留めを無制限にできます。

関連情報

  • システムリソースの制限の詳細は、man ページの limits.conf(5) を参照してください。