Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
26.3. シンボリック値を使用した umask の設定
シンボリック値 (組み合わせ文字および記号) を指定して umask
ユーティリティーを使用し、現在のシェルセッションの umask を設定できます。
以下の パーミッション を割り当てることができます。
- 読み取り (r)
- 書き込み (w)
- 実行 (x)
パーミッションは、以下の レベルの所有権 に割り当てることができます。
- ユーザー所有者 (u)
- グループ所有者 (g)
- その他 (o)
- すべて (a)
パーミッションを追加または削除するには、以下の 記号 を使用できます。
-
+
: 既存のパーミッションの上にパーミッションを追加します。 -
-:
既存のパーミッションからパーミッションを削除します。 =
: 既存のパーミッションを削除し、新しいパーミッションを明示的に定義します。注記パーミッションを等号 (
=
) の後ろに指定していない場合には自動的に無視されます。
手順
現在のシェルセッションの umask を設定するには、以下のコマンドを使用します。
$ umask -S <level><operation><permission>
<level>
は、umask を設定する 所有権のレベル に置き換えます。<operation>
は、署名 の 1 つに置き換えます。<permission>
は、割り当てる パーミッション に置き換えます。たとえば、umask をu=rwx,g=rwx,o=rwx
に設定するにはumask -S a=rwx
を使用します。詳細は、ユーザーファイル作成モードを参照してください。
注記umask は、現在のシェルセッション限定で有効になります。