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12.8. パッケージ管理履歴の処理
yum history
コマンドを使用すると、yum のトランザクションのタイムライン、トランザクションの発生日時、影響を受けたパッケージ数、トランザクション成功の有無、RPM データベースがトランザクション間で変更されたかどうかといった情報を確認できます。yum history
コマンドを使用して、トランザクションを元に戻すまたはやり直すこともできます。
以下のセクションでは、yum を使用して以下を行う方法を説明します。
- トランザクションを一覧表示する
- トランザクションを元に戻す
- トランザクションを繰り返す
- yum input での glob 表現を指定する
12.8.1. YUM を使用したトランザクションの一覧表示
以下の手順を使用して、最新のトランザクション、選択したパッケージの最新の操作、および特定のトランザクションの詳細を一覧表示します。
手順
最新の yum トランザクションの一覧を表示するには、以下を使用します。
# yum history
選択したパッケージの最新操作の一覧を表示するには、以下を使用します。
# yum history list package-name
package-name を、パッケージ名に置き換えます。glob 表現を追加して、コマンドの出力をフィルターリングできます。詳細は、YUM 入力でのグローバル表現の指定 を参照してください。
特定のトランザクションを調べるには、以下を使用します。
# yum history info transactionID
transactionID は、トランザクションの ID に置き換えます。