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第31章 chrony でセキュリティーの設定

chronyd のデフォルト設定ファイルは /etc/chrony.conf です。-f オプションは、代替の設定ファイルパスを指定するのに使用できます。詳細は chrony.conf(5) の man ページを参照してください。使用できるディレクティブの一覧は「The chronyd configuration file」を参照してください。

chronyc は、以下の 2 つの方法で chronyd にアクセスします。

  • インターネットプロトコル (IPv4 または IPv6)
  • Unix ドメインソケット (ユーザー root または chrony がローカルにアクセス可能)

デフォルトでは、chronyc は、Unix ドメインソケットに接続します。デフォルトのパスは /var/run/chrony/chronyd.sock です。この接続に失敗すると (たとえば非特権ユーザーで chronyc を実行していると失敗する可能性があります)、chronyc は 127.0.0.1 への接続を試み、その後 ::1 への接続を試みます。

chronyd の動作に影響しない次の監視コマンドのみが、ネットワークに許可されています。

  • activity
  • manual list
  • rtcdata
  • smoothing
  • sources
  • sourcestats
  • tracking
  • waitsync

chronyd がこのコマンドを受け取るホスト郡は、chronyd の設定ファイルにある cmdallow ディレクティブ、または chronyccmdallow コマンドで設定できます。デフォルトでは、このコマンドが許可されるのは、ローカルホスト (127.0.0.1 または ::1) のものだけになります。

その他のコマンドはすべて、Unix ドメインソケットのみを介して許可されます。ネットワーク上で送信されると、たとえローカルホストであっても、chronydNot authorised エラーを返します。

以下の手順では、chronyc を使用して chronyd にリモートでアクセスする方法を説明します。

手順

  1. 以下を /etc/chrony.conf ファイルに追加すると、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスからアクセスが可能になります。

    bindcmdaddress 0.0.0.0

    または

    bindcmdaddress ::
  2. cmdallow ディレクティブを使用すると、リモート IP アドレス、ネットワーク、またはサブネットからのコマンドが許可されます。

    /etc/chrony.conf ファイルに以下の内容を追加します。

    cmdallow 192.168.1.0/24
  3. ファイアウォールでポート 323 を開き、リモートシステムから接続します。

    #  firewall-cmd --zone=public --add-port=323/udp

    ポート 323 を永続的に開く場合は、--permanent を使用します。

    #  firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=323/udp

関連情報

  • chrony.conf(5) の man ページ