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第34章 以前サポートされていた設定を chrony で実現する手順

ntp がサポートする Red Hat Enterprise Linux の前のメジャーバージョンにあった一部の設定が、chrony ではサポートされません。以下のセクションでは、このような設定の一覧を表示し、chrony を使用して以前サポートされていた設定をシステムで実現する方法を説明します。

34.1. ntpq および ntpdc による監視

chrony は、NTP モードの 6 および 7 に対応していないため、chronyd は、ntp ディストリビューションの ntpq ユーティリティーおよび ntpdc ユーティリティーからは監視できません。これにより異なるプロトコルに対応します。chronyc はクライアントの実装になります。詳細は chronyc(1) の man ページを参照してください。

chronyd で同期しているシステムクロックの状態を監視するには、次のことができます。

  • 追跡コマンドの使用
  • ntpstat ユーティリティーを使用します。 これは、chrony をサポートし、ntpd で使用したときと同様の出力を提供します。

例34.1 追跡コマンドの使用

$ chronyc -n tracking
Reference ID    : 0A051B0A (10.5.27.10)
Stratum         : 2
Ref time (UTC)  : Thu Mar 08 15:46:20 2018
System time     : 0.000000338 seconds slow of NTP time
Last offset     : +0.000339408 seconds
RMS offset      : 0.000339408 seconds
Frequency       : 2.968 ppm slow
Residual freq   : +0.001 ppm
Skew            : 3.336 ppm
Root delay      : 0.157559142 seconds
Root dispersion : 0.001339232 seconds
Update interval : 64.5 seconds
Leap status     : Normal

例34.2 ntpstat ユーティリティーの使用

$ ntpstat
synchronised to NTP server (10.5.27.10) at stratum 2
   time correct to within 80 ms
   polling server every 64 s