Red Hat Training
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11.3.5. Web コンソールを使用したディスクベースのストレージプールの作成
ディスクベースのストレージプールは、ディスクパーティション全体を使用します。
- 使用されている libvirt のバージョンに応じて、ディスクをストレージプール専用にすると、現在ディスクデバイスに格納されているすべてのデータが再フォーマットされて消去される可能性があります。ストレージプールを作成する前に、ストレージデバイスのデータのバックアップを作成することを強く推奨します。
ディスク全体またはブロックデバイスが仮想マシンに渡されると、仮想マシンはそれをパーティション分割するか、その上に独自の LVM グループを作成する可能性があります。これにより、ホストマシンがこのようなパーティションまたは LVM グループを検出し、エラーが発生する可能性があります。
これらのエラーは、パーティションまたは LVM グループを手動で作成して仮想マシンに渡す場合にも発生する可能性があります。
これらのエラーを回避するには、代わりにファイルベースのストレージプールを使用します。
前提条件
- Web コンソールの VM プラグインが システムにインストールされている。
手順
RHEL Web コンソールで、Virtual Machines タブの Storage pools をクリックします。
Storage pools 画面が表示され、設定されているストレージプールの一覧が示されます。
Create storage pool をクリックします。
Create storage pool ダイアログボックスが表示されます。
- ストレージプールの名前を入力します。
Type ドロップダウンメニューで、Physical disk device を選択します。
注記ドロップダウンメニューに Physical disk device オプションが表示されない場合、ハイパーバイザーはディスクベースのストレージプールをサポートしていません。
残りの情報を入力します。
- Target Path - ターゲットデバイスを指定するパス。ストレージプールに使用されるパスになります。
-
Source path - ストレージデバイスを指定するパス。たとえば、
/dev/sdb
です。 - Format - パーティションテーブルのタイプ。
- 起動 - ホストの起動時にストレージプールが起動するかどうか
作成 をクリックします。
ストレージプールが作成されます。Create storage pool ダイアログが閉じ、新しいストレージプールがストレージプールの一覧に表示されます。