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11.4.5. iSCSI ベースのストレージプールパラメーター
XML 設定ファイルを使用して iSCSI ベースのストレージプールを作成または変更する場合は、必要なパラメーターを指定する必要があります。これらのパラメーターの詳細は、以下の表を参照してください。
virsh pool-define
を使用すると、指定したファイルの XML 設定を基にしてストレージプールを作成できます。以下に例を示します。
# virsh pool-define ~/guest_images.xml
Pool defined from guest_images_iscsi
パラメーター
以下の表は、iSCSI ベースのストレージプールの XML ファイルに必要なパラメーターの一覧です。
表11.5 iSCSI ベースのストレージプールパラメーター
説明 | XML |
---|---|
ストレージプールの種類 |
|
ストレージプールの名前 |
|
ホストの名前 |
|
iSCSI IQN |
|
ターゲットを指定するパス。ストレージプールに使用されるパスになります。 |
|
(必要に応じて) iSCSI イニシエーターの IQN。これは、ACL が LUN を特定のイニシエーターに制限する場合に限り必要です。 |
|
iSCSI イニシエーターの IQN は、iscsi コマンドの virsh find-storage-pool-sources-as
を使用して指定できます。
例
以下は、指定した iSCSI に基づいたストレージプールに対する XML ファイルの例です。
<pool type='iscsi'> <name>iSCSI_pool</name> <source> <host name='server1.example.com'/> <device path='iqn.2010-05.com.example.server1:iscsirhel7guest'/> </source> <target> <path>/dev/disk/by-path</path> </target> </pool>